債務の減額を目的とする任意整理

委任契約から手つづきが終わるまでの期間、依頼した弁護士事務所の口座などに毎月お金を積みたてるというケースがあります。

債務整理の依頼をすると交渉中の借入先への債務の返済が一時停止の状態になるので、その資金を毎月積みたてていき、一連の債務整理が終了したアトに弁護士への最後の精算にあてるからです。
また、積立の習慣が身につけば今後の返済はとても楽になるはずです。

各自の置かれた状況によって、借金の整理かおまとめローン(何社かからお金の借入をしているものを1社に統一する)のどちらの方法が適しているかは話が変わってきます。前者の場合、将来利息を付けずに返済していくことができるため、支払が必要な総額を少なくできますが、引き換えに信用情報に傷がついてそれが回復するまでは新しい借金をすることは不可能というデメリットがあります。

後者の場合、借り替えた所の利息がそれまでより低ければ支払い総額の減少が少しは見込めますが、債務整理での減少額と比較すると下回ります。けれども、しっかり返済できるなら信用情報への傷は心配無用です。
借金の一部を整理する任意整理と異なり、これ以外の債務整理では、今ある借りたお金全てを整理するために手つづきをします。

法の手つづきをとっていない任意整理では、基本的に債権者との交渉で債務を整理しますから、状況次第では、交渉が難しいこともあります。

弁護士や司法書士といった、専門家にお願いした方が上手にいきやすいのですが、もし、弁護士などに依頼するのなら、債務の詳細を全て申告しましょう。
もし、きちんと言わないと、不信感をもたれ、担当を辞退されてしまうかも知れません。

債務整理を一度したことのある人が二度目の債務整理をしようとすると、債務整理を最初に行っ立ときにとった方法によって手つづきにちがいが出てきます。個人再生もしくは自己破産の方法をとった人については、債務を整理をもう一度するには7年以上待つ必要があります。一方、任意整理であれば期間は制限されません。

概して二度目の債務整理は最初に行っ立ときより認可されにくいもので、二回目の自己破産ならば尚のこと一層難しくなることを覚悟しましょう。
借金を返せないとどうなるのか